スクールFCの学習法
本末転倒の演習漬け学習
例えば、小学生の中学受験の世界には、いまだに悪徳商法がはびこっています。
それは、絶対にやりきれない量の演習問題を準備して、できる子はここまで、やる気のある子はもっとここまでと宿題のランク付けをし、結局全員を演習漬けにしてしまう手法です。
要はボーッとテレビを見ていられたりするより「まあ何か勉強はしている」状態を作れるので、保護者が安心してしまうことと、他塾に興味を持つ時間的スキをつくらせないことの二つが目的でしょう。
いったんブランド塾になってしまうと、もともとトップ校に合格できる能力を持った子が集まるので、見かけ上華やかに見えますが、本当に学力を伸ばしているのかというと怪しいかぎりです。その証拠に、6年生の秋口になると、「3年生のときからこんなにやったのですが」と山積みの問題集を持って、ボロボロになった親子がやってきます。学習サイクルを説き、どうして復習のノートを作らないのかと聞くと、「宿題が多くてそんな暇がないんです」と答えます。売り手の論理に黙って従った末の、笑えない本末転倒の悲劇です。
正しい学習観
学習は一生のものです。そして自分でやらなければなりません。子どもたちに伝えるべきことは、一生役立つ学習方法でしょう。
自分に何が足りないのか、そのためには何をどんな時間配分でやるのかを決める学習計画と実行。できなかったときに復習し次にはできるようにする復習システム。テストで定着を確認するチェックシステム。さらなる問題点の掘り下げ…。 
そのような「学習サイクル」こそが本来の学習です。
例えば復習システムにおいては、ノートこそが命。できなかった問題をノートの最上段に書き、解答を書き、別解を書き、できなかった理由を分析し、次への教訓を一言でまとめておく。
そのノートを「オリジナル問題集」として、下部を隠して時期をおいてまた反復して確認する。確認したらチェック印を忘れずつける。たったこれだけですが、できていないしそんな問題意識もない子が大半ではないでしょうか。






