「うちの子、なかなか本を読まなくて・・・」
「何が“いい本”なの?そもそも読書って本当に必要なの?」
子どもの読書にまつわる疑問の数々。それらに対して、現場での豊富な実践をもとにお答えします。
また、毎回物語の舞台となった日本・世界の風景をスライド で上映し、素敵なゲストによる「お楽しみコーナー」も充実。
ご自宅などからも参加できるようオンライン配信でお送りします。
昨年よりも時間が長くなり、紹介する本のラインアップも一新!
さらに深く楽しんでいただける内容となっております。
奥深くて魅力的な物語の世界を味わえる時間を、ぜひご期待ください!
基本的には大人向けの内容です(保護者向けメッセージが多い内容や、一部比較的レベルの高い文学作品も扱います)が、本に興味のある高学年〜中高生も参加歓迎です!
花まるグループで表現教育に携わる講師による朗読劇や即興芝居、スクールFCの理科・社会のプロフェッショナルによるミニ講座や対談など、ゲストコーナーもご用意しております。
子どもとは、日々さまざまな「行って帰る冒険」をくり返す存在?多くの児童文学や名作絵本にも描かれ、時をこえて子どもたちの心をつかんできたそのストーリーの魅力を読み解き、心躍る物語世界の冒険へとご案内します!
ロンドンから電車でおよそ1時間半の、テムズ川が流れる穏やかな町。K.グレアム(1859~1932)による『たのしい川べ』の舞台。「ただ戸を一つしめて、陽気に一歩ふみだせば、それでいいんだ!」という旅ネズミの台詞は、春にふさわしい軽やかさが感じられる素敵な言葉です。
ファンタジー作家M.エンデ(1929~1995)の墓は、ドイツ南部、ミュンヘン市内の森林墓地にあります。代表作『モモ』に登場する時のカメ、カシオペイアを象った墓碑もあり、背中には「HABE KEINE ANGST(オソレルナ)」と刻まれています。
多数のご参加ありがとうございました!
コールデコット、ポター、バートン、センダック……。近代絵本の幕開けを代表する隠れた傑作から、誰もが聞いたことのあるロングセラーまで。世界のすごい絵本作家たちの名作をひも解くと、子どもにとって普遍的な「よい本」の条件が見えてきます。
ピカデリーサーカスにあるイギリス最古の書店で、創業は1797年。モットーは「ベストセラーよりロングセラー」で、時の試練を経て長く読み継がれている絵本も豊富に置かれている。ちなみに、イギリスには「3世代続かないものは本物とは言えない」ということわざもある。
ドイツ、メルヘン街道のほぼ中央に位置する町カッセル。グリム兄弟が長く暮らした町としても有名。町の中心部を離れると、数百年前の古城を見ることができる。まるでフェリクス・ホフマンのロングセラー絵本『ねむり姫』のような雰囲気が漂う。
多数のご参加ありがとうございました!
日本が世界に誇る、絵本表現の可能性を追究し続けたすごい絵本作家たち。細部に至るまでこだわり抜いたその作品は、もはや芸術の域に達しています。赤羽末吉、茂田井武、林明子など、世界も認めたアーティストたちの作品をお楽しみください!
全国に数多ある『鶴の恩返し』伝説の地の一つ。鶴の羽で織られた織物が受け継がれているとされる。織機川(おりはたがわ)や鶴巻田(つるまきた)、羽付(はねつき)など、周辺には物語を思い起こさせる地名も多い。
宮沢賢治による未完の傑作『銀河鉄道の夜』の世界観をイメージさせるライトアップが印象的。『銀河鉄道の夜』の他にも『シグナルとシグナレス』、『氷河鼠の毛皮』など賢治作品には鉄道が多く登場するが、そのモチーフとなったのがJR釜石線の前身である岩手軽便鉄道だった。
多数のご参加ありがとうございました!
2021年の夏休みは、是非この講座で紹介した本をかたわらに! 読書感想文や自由研究のヒントになる本、海や山、冒険を描いた絵本、古きよき日本の夏や、戦争を描いた児童文学・・・・・・。 夏に彩りを添える本の数々をご期待ください。
スウェーデンを代表する世界的児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン(1907~2002)の作品世界を再現したテーマパークが、生まれ故郷ヴィンメルビーにあります。『やかまし村の子どもたち』や『名探偵カッレくん』など日本でも人気の作品は多いですが、このパークの一番人気は『長くつしたのピッピ』のミュージカルです。
1945年8月6日に投下された原子爆弾によって、広島市内のさまざまな建造物が損害を受けましたが、その一部は戦争の悲惨さを語る「被爆建物」として保存されています。最も有名なのは世界文化遺産にも登録されている原爆ドームですが、広島市内にはその他にも数多くの被爆建物が残されています。
多数のご参加ありがとうございました!
知れば知るほどその奥深さ、複雑さに驚かされるこの世界。世界の多様性を味わって自分の「あたりまえ」にゆさぶりをかけ、混乱を楽しむエキサイティングな旅へとご案内します。社会科教育のプロフェッショナルによる歴史教養講座にもご期待ください!
映画『スター・ウォーズ』のロケ地ともなった、トルコのウフララ渓谷。崖にはかつてキリスト教徒たちがつくった岩窟教会が多く残されていて、中にはキリスト教とイスラムの「和解」を表した非常に珍しいフレスコ画もある。
ボルネオ島、コタ・キナバルの市場の風景。夜でも多くの人が集まり、非常に活気がある。ボルネオ島はマレーシア、インドネシア、ブルネイの3か国の領土であり、マレー系、中国系など多くの人々が暮らしている。
スクールFCお茶の水校に勤務
4年総合コースの社会、受験科コースの社会、公立中高一貫コースなどを担当
授業のほかに、NPO法人子育て応援隊むぎぐみでの「社会好き応援企画」や西郡学習道場の「道場特訓」、Σテックの「日曜探究講座」などで座学とフィールドワークを組み合わせた講座やオンラインでの「バーチャル・フィールドワーク」講座を数多く実施(「親子で学ぼう!中東・イスラーム」「攻めて!守って!戦うお城の大戦略」「ー日本のすがたを考えるー 教室はキャベツ畑」「武士の都・鎌倉 歴史めぐりの旅」など)。
多数のご参加ありがとうございました!
子どもの本で描かれてきた「自然」を読み解くと、身近な場所にある自然や私たちの「内なる自然」に気づける視点が身につきます。理科教育のプロフェッショナルによるミニ講座「かんじる科学」とあわせ、好奇心がぐんと広がる時間をお送りします。
アンカレッジでは、セスナ機で北米最高峰のデナリ(マッキンリー)や、野生動物の宝庫である国立公園、氷河などを巡ることができる。その名のとおり、巨大な氷が川のような流れを作っている氷河の光景は圧倒的なスケール。
レッドウッド(セコイア杉)とは高さ70~80mにも及ぶ巨大なスギ科の木。この森林は在来種と外来種の共存の適合性を試すために実験的に作られ、ニュージーランド固有の鳥なども観察することができる。
■スクールFC南浦和校に勤務
■4年総合コースの理科、受験科コースの理科を担当。
また、4年総合コースFCオリジナルカルタの作画・作成も担当。
■授業のほかに、NPO法人子育て応援隊むぎぐみでの「理科好き応援企画」では、身の周りのものに目を向ける理科実験講座(『冷蔵庫の畑、冷蔵庫の海』など)、Σテックの「日曜探究講座」を担当。
■『カワハタ先生の動物の不思議(実務教育出版)』、『考える力がつく 理科なぞぺ~(草思社)』などを執筆。
多数のご参加ありがとうございました!
おばけ、幽霊、魔女、妖怪……。目には見えない「アナザー・ワールド」からの使者である彼らは、日々何気ない日常を送る私たちに何を語りかけるのか? ちょっと怖いけど魅力あふれる、「この世ならざる者たち」の世界へとご案内します。
国内でも珍しい、「山犬」を祀る神社として有名。江戸時代以降、この地域の山犬は畑を荒らす害獣を退治してくれる「神使(かみつかい)」として崇められていて、幕末期にコレラが流行った時は参拝客であふれかえったという。
JR東浦和駅前にある「龍神像」。見沼田んぼが広がる近隣には、治水工事を進める人々と龍神の登場する「見沼龍神伝説」が伝わる。その物語は現代の人々に何を訴えかけるのか・・・・・・?
多数のご参加ありがとうございました!
聖夜には目では見えなくても大切な、この世界の普遍的なことを考えてみませんか? 古今東西のファンタジーの名作とともに、クリスマスの時期にふさわしい本も多数紹介します。心温まる時間をご期待ください。
古都クラクフの中央広場は、中世から残る広場としてはヨーロッパ最大の面積を誇る。ポーランドは、国民の8割以上が敬虔なカトリック教徒。昔ながらの風習を大切にしている人が多く、訪れるとどこか厳かな雰囲気が漂うクリスマスの風景が見られる。2つの塔が魅力的な聖マリア教会と煌びやかなツリーのコラボレーションは一見の価値あり。
毎年たくさんの人が訪れる、ヨーロッパでも人気のクリスマス・スポット。さまざまな民芸品やクリスマス雑貨、食べ歩きもできる料理、グリューワインなどの多彩なマーケットが多く並ぶ。広場にはコペルニクス以前の天動説時代から動き続けている「天文時計」など、見どころが多い。
多数のご参加ありがとうございました!
映画化、アニメ化、漫画化、ドラマ化されることも多い子どもの本。先に原作を読むべきか、映像を先に観るか? それぞれのメリット、デメリットは何か? 数々の絵本や児童文学を、「映像化」という観点から読み解きます。
村には物語に描かれるスポットが多く残されていて、「百町森」を見下ろす小高い丘の上には作者A.ミルン(1882~1956)、挿絵画家シェパード(1879~1976)の記念碑がある。この丘は、物語のラストシーンでクリストファー・ロビンがプーに別れを告げる場所でもある。
日本のガイドブックにはまだあまり載っていないスウェーデンの小さな町だが、実は作家リンドグレーン(1907~2002)の故郷。町の中には物語のモデルとなった場所がいくつも残されていて、中央広場にはリンドグレーンの等身大のモニュメントが飾られている。
多数のご参加ありがとうございました!
時代とともに変わっていくものと、決して変わらないもの―。1年間の講座の締めくくりとして最新の児童書を紹介しながら、改めて子どもの本の未来、物語に触れる喜びについて語ります。
ハチベエ、ハカセ、モーちゃんが活躍する『ズッコケ三人組』シリーズは、作者の那須正幹氏(2021年7月に逝去)が生まれ育った広島市西区をモデルとして描かれている。1950年代の「童話伝統批判」以降、児童文学もさまざまなメディアの影響を受けてエンターテイメント性を追求するようになっていった。
「日本近代教育発祥の地」であるとともに、1872年(明治5年)に日本発の図書館「書籍館(しょじゃくかん)」が設立された場所。書籍館はその後複雑な変遷を経て「帝国図書館」と名前を変え、現在は「国際子ども図書館」として上野に存在。「図書館が主人公」という斬新な手法で書かれた小説『夢見る帝国図書館』(中島京子/文藝春秋)に、その変遷が描かれている。
多数のご参加ありがとうございました!
4月より、新年度の連続講座を開講します。ご紹介する本も一新して、引き続き、ご参加をお待ちしております。
今年度は誠にありがとうございました。