「うちの子、なかなか本を読まなくて・・・」
「何が“いい本”なの?そもそも読書って本当に必要なの?」
子どもの読書にまつわる疑問の数々。それらに対して、現場での豊富な実践をもとにお答えします。
また、毎回物語の舞台となった日本・世界の風景をスライド で上映し、素敵なゲストによる「お楽しみコーナー」も充実。
ご自宅などからも参加できるようオンライン配信でお送りします。
講座の中で紹介するおすすめ本のラインアップや内容も一新!
さらに深く楽しんでいただける内容となっております。
奥深くて魅力的な物語の世界を味わえる時間を、ぜひご期待ください!
基本的には大人向けの内容です(保護者向けメッセージが多い内容や、一部比較的レベルの高い文学作品も扱います)が、本に興味のある高学年〜中高生も参加歓迎です!
花まるグループで表現教育に携わる講師による朗読劇や即興芝居、スクールFCの理科・社会のプロフェッショナルによるミニ講座や対談など、ゲストコーナーもご用意しております。
「本の友だちは一生その人と共にある」とは、児童文学家の石井桃子さんの言葉です。どんなに時代が変化しても、本が変わらずに与えてくれる普遍的なものとは? 子どもたちが本を「腹心の友」にするにはどうすればいいか? 「おうち時間」にも生かせる、読書にまつわる工夫も満載。本のとびらを開いて、「うれしくて楽しい」時間が始まります!
埼玉県子ども動物自然公園内にある『ピーター・ラビット』シリーズの資料館。作者であるポターの暮らしたイギリス湖水地方のヒルトップ農場を再現している。第1作の出版から120周年の今年2022年、日本国内では芥川賞作家・川上未映子氏による新訳シリーズが刊行されることに。
房総半島の中心部を南北に走る小湊鐵道(こみなとてつどう)は、レトロな車両が美しい里山風景の中を走ることで有名。3月末から4月半ばにかけて、色鮮やかな菜の花が咲き乱れる。かこさとし『出発進行! 里山トロッコ列車 小湊鐵道沿線の旅』(偕成社)に、沿線の風物が詳細に描かれている。
多数のご参加ありがとうございました!
動物に植物、昆虫、宇宙、乗り物、恐竜・・・・・・。定番テーマから、ちょっと変わり種(?)の図鑑まで。単に知識を得られるだけでなく、好奇心が刺激されて自分の視野が思わぬ広がりを見せる快感を味わえます。理科教育のプロフェッショナルによるミニ講座は、「身近なところにある科学」がテーマです。科学の魅力を味わえるスポットも多数紹介!
1794年にパリに設立された、自然科学や産業技術の歴史的資料を集めた博物館。中央階段に展示されている「アヴィオンⅢ」は、フランスで「飛行の父」とされるクレマン・アデール(1841~1925)によるプロペラ型航空機。1900年のパリ万博でも展示された。
1860年代に建てられた、ネオ・ゴシック建築様式の建物が魅力の博物館。館内には恐竜などの古生物、絶滅動物、鉱物の標本など400万点の資料が存在する。作家のルイス・キャロルは、この博物館のドードーの標本を見て『不思議の国のアリス』をつくったとされている。
滋賀県の琵琶湖は、実はロシアのバイカル湖、アフリカ東部のタンガニーカ湖に次ぐ古さを持つ古代湖。60種を越える固有種が生息していて、琵琶湖博物館の水族展示室ではコイ、フナ、ナマズのほか、固有種のビワマスなどを見ることができる。
■スクールFC南浦和校に勤務
■4年総合コースの理科、受験科コースの理科を担当。
また、4年総合コースFCオリジナルカルタの作画・作成も担当。
■授業のほかに、NPO法人子育て応援隊むぎぐみでの「理科好き応援企画」では、身の周りのものに目を向ける理科実験講座(『冷蔵庫の畑、冷蔵庫の海』など)、Σテックの「日曜探究講座」を担当。
■『カワハタ先生の動物の不思議(実務教育出版)』、『考える力がつく 理科なぞぺ~(草思社)』などを執筆。
多数のご参加ありがとうございました!
知れば知るほどその奥深さ、複雑さに驚かされるこの世界。世界の多様性を味わって自分の「あたりまえ」にゆさぶりをかけ、混乱を楽しむエキサイティングな旅へとご案内します。社会科教育のプロフェッショナルによるミニ講座は、「街を歩いて知る世界」がテーマです。同じ地球に生きる友人たちへ思いを馳せる時間をお届けします!
旧市街の海沿いに位置するシルケジ駅は、長距離豪華列車オリエント急行の終着駅。駅構内には「Orient Express」と名づけられたカフェ・レストランもあり(旧駅舎と同じく1890年創業)、『オリエント急行殺人事件』の作者アガサ・クリスティー(1890~1976)をはじめ多くの著名人に使われてきた。
細長く緑色の屋根を持つハリストス正教会は、ロシア領事と宣教師によって建てられた。地元では長きにわたって、その大きめの鐘の音から「ガンガン寺」と呼ばれて親しまれてきた。高楼方子による『時計坂の家』(福音館書店)は、このあたりを舞台に描かれたファンタジーの傑作。
歴史の教科書にも出てくる長崎の出島は1636年に築造された後、長きにわたって日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口。現在は復元工事も進んで江戸時代の倉庫や商家が再建され、歴史的地区として保存されている。
スクールFCお茶の水校に勤務
4年総合コースの社会、受験科コースの社会、公立中高一貫コースなどを担当。授業のほかに、NPO法人子育て応援隊むぎぐみでの「社会好き応援企画」や西郡学習道場の「道場特訓」、Σテックの「日曜探究講座」などで座学とフィールドワークを組み合わせた講座やオンラインでの「バーチャル・フィールドワーク」講座を数多く実施(「親子で学ぼう!中東・イスラーム」「攻めて!守って!戦うお城の大戦略」「ー日本のすがたを考えるー 教室はキャベツ畑」「武士の都・鎌倉 歴史めぐりの旅」など)。
多数のご参加ありがとうございました!
「探究」する夏、「思い出す」夏、そして「祈る」夏・・・・・・。2022年の夏休みは、是非この講座で紹介した本をかたわらに! 読書感想文や自由研究のヒントになる本はもちろん、海や山、冒険を描いた絵本、古きよき日本の夏や戦争を描いた児童文学など、夏に彩りを添える本の数々をご期待ください。
隅田川周辺は、関東大震災や東京大空襲で大きな被害を受けた場所。コロナ禍前は多くの人が祈りをささげるとうろう流しが毎年8月に行われていた。夏のお盆の情景は、富安陽子『盆まねき』(偕成社)などにも描かれている。
(撮影:2019年8月10日)
アルザス地方のコルマールは、ジブリ映画『ハウルの動く城』のモデルにもなった美しい村。しかしドイツとの国境に近いこともあり、アルフォンス・ドーデの短編小説『最後の授業』にも描かれたように長く領土問題に揺れてきた土地でもある。
多数のご参加ありがとうございました!
誰もが知っている「あの人」から、知る人ぞ知る歴史上の英雄まで。心ひとつでふわりと想像の旅に出て、時のむこう側にいる人たちに会いに行きましょう。社会科教育のプロフェッショナルによるミニ講座は、「すごい戦国武将」がテーマです。全国の歴史好きはもちろん、歴史についてもっと知りたい人も集まれ!
司馬遼太郎『街道をゆく』にも紹介されていて、町を一望できる八幡山の山頂にそびえ立つ格調高い山城。土佐藩初代藩主・山内一豊の妻であり、「内助の功」として知られる見性院(千代)は、初代城主である遠藤盛数の長女であるとされていて、司馬氏の小説『功名が辻』にも登場する。
遠藤周作の小説『沈黙』の舞台である長崎県外海地域には、元亀2年(1571年)にキリスト教が伝わったものの、その後江戸時代に禁教令が発せられると、多くの人びとは密かに信仰を守り続けた。結晶片岩を使った墓石が密に並ぶ野道共同墓地には、多くの「潜伏キリシタン」が眠っている。
出雲大社の西方にある海岸で、オオクニヌシノミコトの「国譲り神話」の舞台。また、10月(神有月)に全国の八百万の神々を迎え入れるための地でもある場所。かつてはもっと沖合にあったとされる弁天島は、夕暮れ時にはオレンジ色の陽をを浴びて幻想的な雰囲気を醸し出す。
スクールFCお茶の水校に勤務
4年総合コースの社会、受験科コースの社会、公立中高一貫コースなどを担当
授業のほかに、NPO法人子育て応援隊むぎぐみでの「社会好き応援企画」や西郡学習道場の「道場特訓」、Σテックの「日曜探究講座」などで座学とフィールドワークを組み合わせた講座やオンラインでの「バーチャル・フィールドワーク」講座を数多く実施(「親子で学ぼう!中東・イスラーム」「攻めて!守って!戦うお城の大戦略」「ー日本のすがたを考えるー 教室はキャベツ畑」「武士の都・鎌倉 歴史めぐりの旅」など)。
多数のご参加ありがとうございました!
子どもの本で描かれてきた「自然」を読み解くと、身近な場所にある自然や私たちの「内なる自然」に気づける視点が身につきます。数々のノンフィクション本とともに、自然を感じられる国内外のスポットも多数紹介。理科教育のプロフェッショナルによるミニ講座「かんじる科学」とあわせ、好奇心がぐんと広がる時間をお送りします。
金子みすゞの故郷である山口県の港町・仙崎(長門市)には、彼女の詩の世界を思わせる風景が今も残っている。『蜂と神様』や『大漁』、『鯨法会』など、彼女の詩には生命の不思議や自然の摂理などを哲学的な視点で描いたものが多く見られる。
都庁の他にも、文京シビックセンターや浅草文化観光センターなど、都内には無料の展望台が数多くある。上から見下ろす東京の街はひたすら発展を続ける大都会のようにも見えるが、新宿御苑や明治神宮など、意外にも自然が豊かに残る場所も多いことに気づかされる。
デビュー作『だむのおじさんたち』、代表作『かわ』、遺作となった『みずとはなんじゃ?』など、かこさとし氏は生涯にわたって「水」に対して深い関心を寄せていた。それは、故郷である福井県越前市を流れる日野川で遊んだ原体験がベースになっているからかもしれない。
■スクールFC南浦和校に勤務
■4年総合コースの理科、受験科コースの理科を担当。
また、4年総合コースFCオリジナルカルタの作画・作成も担当。
■授業のほかに、NPO法人子育て応援隊むぎぐみでの「理科好き応援企画」では、身の周りのものに目を向ける理科実験講座(『冷蔵庫の畑、冷蔵庫の海』など)、Σテックの「日曜探究講座」を担当。
■著書『カワハタ先生の動物の不思議(実務教育出版)』、『考える力がつく 理科なぞぺ~(草思社)』『バナナの種はどこへいった? - 生きのこりをかけた植物のヒミツの生態(実務教育出版)』など。
多数のご参加ありがとうございました!
おばけ、幽霊、魔女、妖怪……。子どもの本にはそうした異世界の住人たちがたくさん登場します。目には見えない「アナザー・ワールド」からの使者である彼らは、日々何気ない日常を送る私たちに何を語りかけるのか? ちょっと怖いけど魅力あふれる、「この世ならざる者たち」の世界へとご案内します。現代でも生まれ続ける都市伝説の紹介や、ゲストによる「怪談落語」もお楽しみに!
2022年は、『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』などで有名な漫画家水木しげる氏の生誕100周年記念の年。故郷の鳥取県境港市や、50年近くにわたって住んでいた東京都調布市などで、さまざまなイベントが行われている。
山口県下関市内にある赤間神宮は、壇ノ浦の戦いで滅びた平家一門や安徳天皇を祀る神社。小泉八雲『怪談』に収められている『耳なし芳一』はこの場所を舞台にしていて、ひたひたと迫ってくるような恐怖心を呼び起こすエピソードとして有名。
多数のご参加ありがとうございました!
2022年の冬は目では見えなくても大切な、この世界の普遍的なことを考えてみませんか? 古今東西のファンタジーの名作はもちろん、世界のクリスマスや冬の情景、年末年始の行事を描いた本など、この時期に読むのにふさわしい本も多数紹介します。心温まる時間をご期待ください。
プラハ城の敷地内にある、ゴシック様式の巨大な聖堂。中には画家アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)の手がけたステンドグラスもあり、周辺の旧市街にはクリスマスシーズンに多くのマーケットも並ぶ。ちなみに、チェコの伝統的なクリスマス料理は鯉料理とポテトサラダとのこと。その理由とは・・・・・・?
室町時代に日本で最初の常設教会が置かれ、国内で初めてクリスマスが祝われたことから、山口県は「日本のクリスマス発祥の地」とされている。フランシスコ・ザビエルは1550(天文19)年に天皇のいる京都に向かうため、本州最初の地である山口県下関に上陸した。
多数のご参加ありがとうございました!
宇宙へ飛び出したり、タイムマシンに乗って時間旅行をしたり、異世界の住人と出会ったり・・・・・・。新年最初の講座では、定番のファンタジー小説のほか、実は傑作の宝庫であるYA(ヤングアダルト)SF小説の数々をご紹介します。自分が生きるこの世界がどこか違って見えてくる不思議な感覚を、是非味わってください!
チェコを代表する作家カレル・チャペック(1890~1938)は、「労働」を意味するチェコ語「robota」などをもとに、戯曲『R.U.R』の中で初めて「ロボット」という言葉を使った。プラハのヴィシェフラド民族墓地にあるチャペックの墓は、どこかロケットのような形の近未来的なデザイン。
昭和12(1937)年に開館した大阪市立電気科学館の目玉であった日本初のプラネタリウム。現在は後継施設である大阪市立科学館で展示保存されている。「漫画の神様」手塚治虫氏(1928~1989)も少年時代に足繁く通い、宇宙、未来など「まだ見ぬ世界」へと思いを馳せていたという。
多数のご参加ありがとうございました!
時代とともに変わっていくものと、決して変わらないもの―。世界・日本における子どもの本の流れや最新の児童書を紹介しながら、改めて子どもの本の未来、物語に触れる喜びについて語ります。第1回と同じく、「おうち時間」にも生かせる工夫も豊富に紹介。1年にわたる講座のラストを飾る、「うれしくて楽しい」時間をお届けします!
世界中の児童文学に関するあらゆる活動をしている国際図書館。毎年刊行されている「ホワイト・レイブンズ」は、世界の優れた児童書を多くの国の子どもに読んでもらうことを目的とした図書目録であり、近年多くの日本の児童文学も選ばれるようになった(2022年は8作品)。
江戸情緒を色濃く残す東京の下町・深川は『魔女の宅急便』で有名な角野栄子(1935~)氏の故郷。「思い出は未来で待っていてくれる」とは角野氏の言葉であり、近年発表された『トンネルの森 1945』や『イコ トラベリング 1948–』は自伝的要素の強い物語。