問題文がほとんどなくても伝わる、「考えることの楽しさ」に焦点をあてた教材です。迷路やシンプルなパズルを使って、子どもたちがひと目でルールが分かるようなデザインにこだわり、全員が考える楽しさを存分に味わえるよう、難易度が低い問題から高い問題までを段階的に配置しています。文字の書かれていない問題やクイズを見て、「ああ、そういうことか」と行間を補う力、試行錯誤する力をあそび感覚で身につけます。遊びのように考える経験を積むことで、考える力を伸ばします。
問題理解の最高峰のステージにあるのが、問題を作ることができることです。Think!Think!では、取り組みやすい迷路やパズルの作問から始めることで、問題を作成することが好きになり、その問題のポイント・おもしろさを的確に掴む力や、問題作成者の意図を捉える力、創造性を育てます。問いを創り出す側に回る経験は、子どもたちが将来、与えられた問題を解くだけではなく、自ら独自の視点で解くべき問題を見出す力にも繋がります。子どもたちが作った良問は、正式な教材プリントに掲載されるため、自分の考えが認められ、考えることをさらに好きになるきっかけにもなります。
思考力問題に取り組むうえで最も躓きやすい「問題理解」の壁を動画で解決し、プリントで演習をします。問題の意図を正しく理解し、意欲的に取り組めるよう促す教材です。動画には、解説の音声があるものとないものの2種類があります。音声がある動画を「一回で見て聞いて理解する」経験は、高学年以降に高度な文章題を短時間でくまなく読み取ることの準備となります。音声がない動画は、視覚情報だけから「どんなルールだろう?」と想像することが求められます。幼児期の子どもの「見たり聞いたりしたことを1回でパッとイメージすることが得意」という特性を活かした教材です。
一見全く異なる2つの絵から、共通点をできるだけたくさん挙げる教材です。様々な視点で共通点を取り出す力、抽象化する力を鍛えます。ある単元を学習したとき、「以前に習ったあれと要は同じことを言っているな」と思えたり、科目間の垣根を越えて相関性を見出せたりする子は、自然と伸びていきます。そうした「一を聞いたり見たりすることで、十を知る」ような力を育てます。
「立体の裏側を想像できる力」や「平面図形の中から特定の正三角形が浮かんで見える力」などの空間認識力・イメージ操作力を後天的に育てることを目的とした教材です。アプリだからこそ、展開図が実際に組み立つ様子など、「できる子」の感覚を画面上で疑似体験でき、生まれながらのものとされがちな力を育てることができます。また、1人1人のレベルに合った出題、1回3分という時間制限、ゲーム性などを生かして、「自分ならできる」という自信や、「まずやってみよう」という意欲・基本姿勢も養います。
アプリ「Think!Think!」は、算数脳パズル「なぞぺー」シリーズのアプリ版です。空間認識・平面図形など、中学受験でも頻出分野の良問に「あそび」のような感覚で触れ、楽しみながら力を伸ばすことができます。
紙の上の止まった展開図から立体をイメージできなくても、タブレット画面上で動く展開図が組み立つ様子を見れば「こうやって『思い浮かべる』んだ!」ということがわかります。それが、「目の前のものをイメージすること」のモデルとしてその子の中に定着していき、さらに、頭の中でできること(イメージの保持・操作…)を増やすことにもつながっていくのです。